新型コロナウイルスの影響で2月29日から臨時休園していた東京ディズニーリゾート(TDR、千葉・浦安市)の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)が1日午前8時、123日ぶりに再開した。

 「それでは、オープンいたします」―。TDLでは午前8時、検温を終え、ソーシャルディスタンスを保ちながら、入園を心待ちにする来園者へ向けて、オリエンタルランド代表取締役会長兼CEOの加賀見俊夫氏のメッセージが、この日限定でアナウンスされた。

 アナウンスでは、パーク再開にあたり、感染防止対策などの準備を重ねてきたことなどが説明され、「魔法あふれるディズニーテーマパークの世界を存分にお楽しみください。それでは、オープンいたします!」と加賀見氏の言葉とともに、入園が開始されると来園者から拍手が響き、感極まって涙する人の姿もあった。

 エントランスでは、キャラクターの出迎えやふれあいはないものの、土産店が立ち並ぶ「ワールドバザール」には、通常時よりもキャストを増員して、笑顔で手を振って来園者を迎え入れた。

 両パークともに、感染防止対策として、マスクの着用や検温のほか、入場者数を50%以下に抑え、事前予約制の入園チケットも、午前8時、午前11時、午後2時の3種類にして販売し、入園時間を分散している(閉園は午後8時)。

 この日、愛知県から始発の新幹線で来園したという石田哲之さん(35)は、「(感染のリスクなど)少しどきどきする気持ちもあったけど、公式動画などでしっかり感染対策をしていただいていることが理解できたので、安心して来ることができました。再開してくれたことへの、ありがたみを感じています」と笑顔で声を弾ませた。

 TDRの休園は、東日本大震災があった2011年に東京ディズニーシー(TDS)が47日間休園したのがこれまでの最長だった。