大阪府の吉村洋文知事(44)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため大阪府と兵庫県との往来を控えるよう要請した3連休明けの23日、大阪府庁で会見した。

 大阪府民、兵庫県民の「ご協力いただいたみなさんに感謝申し上げます」とした後、現状の感染者数を踏まえた上で、「改めての自粛要請はいたしません。いったん終了する」とした。

 3連休の不要不急の往来自粛による防止効果については、27日までで大阪・兵庫合わせて感染者数が586人、次の1週間(28日〜4月3日)で3374人という専門家の試算データを改めて挙げた上で「この数字になるかどうかがひとつのメルクマール、基準になる」と今後の推移に注目した。

 法律に基づかず、独自の判断で往来自粛を呼び掛けたことには「賛否両論ありますが、大きく見た時、あの発信をしたことで『注意しよう』『危機意識を持とう』と思った人は増えたはず」と一定の注意喚起につながったと話した。

 ただ今後、感染者が急激に増加するなど「先の状況は読みにくい」として「急きょ(往来自粛を)お願いすることがあるかもしれないが、なんとか爆発的感染を防ぎ、経済活動も危険なことを避けながらもやる。そのバランスが大事」とした。

 また、兵庫県の井戸敏三知事(74)には根回しをせず「大阪は大げさだ」と批判されたが、「兵庫県とけんかをするつもりはない。隣県ですから連携は当然必要」と話した。