村田、初世界戦へ異例のスパー4人体制!

村田、初世界戦へ異例のスパー4人体制!

◆報知新聞社後援 プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA世界ミドル級王者決定戦 暫定王者・アッサン・エンダム―同級2位・村田諒太(5月20日、東京・有明コロシアム)

 ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBA世界同級2位・村田諒太が、スパーリングパートナー4人体制という異例の豪華布陣で世界王者を目指す。都内の所属ジムで21日、同級暫定王者(1位)アッサン・エンダムとの王座決定戦(報知新聞社後援)に向け8回のスパーリングを消化した。

 村田は「バランスが悪くなって右が出せなかった。修正したい。ただスタミナ切れはしていないし、いい感じと思う」と反省と収穫を口にした。自身が対戦経験のあるメキシコの2選手に加え、今週からはパトリック・デイ(米国)とスティーブン・マルティネス(プエルトリコ)を新パートナーとして招いた。この日は3人と拳を合わせた。帝拳ジムの本田明彦会長(69)は「けがなどで代わりのパートナーを呼んだことはあるが、一度に4人は初めてと思う」というほどの異例の体制だ。

 村田は「最初に来た2人は体が重いしパワーがあるので、もみ合ったときのスタミナをつけるのにいい。あとの2人は横のスピードがあるので、エンダムがサイドに動いたときの対策ができる」と収穫を挙げた。特にデイは、前IBF王者デビッド・レミュー(カナダ)が15年6月の王座決定戦でエンダムを破った際にパートナーを務めていた。レミューは“仮想エンダム”を相手に練習を積み4度ダウンを奪って判定勝ちしただけに、攻略の糸口をつかめるチャンスもありそうだ。

 日本の五輪メダリストの世界王者誕生なら初で、ミドル級では95年の竹原慎二氏以来、国内2人目の快挙となる。関係者によると通常に加え、女性誌などから20媒体ほどの取材依頼が来たという。注目の世界初挑戦まであと1か月。村田は「そう思うと考えるが、いつもの試合と思ってやりたい」と冷静に話した。(三須 慶太)

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