WBO世界フライ級奪取の木村翔、中国の英雄を倒し福原愛に次ぐ有名な日本人に

WBO世界フライ級奪取の木村翔、中国の英雄を倒し福原愛に次ぐ有名な日本人に

 7月28日に上海で行われたプロボクシングWBOフライ級タイトルマッチで、2012年ロンドン五輪2連覇の鄒市明(36)=中国=を11回TKOで破る大金星を挙げた木村翔(28)=青木=が3日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)でベルト授与式に出席した。

 3日に届いたピカピカのベルトを腰に巻いた木村は「すごい光ってる…。とても重いですね」と感無量。完全アウェーの地で世界に初挑戦し、日本ボクシング史に残る大番狂わせを演じてから1週間。創設73年目の名門ジムで、男子初のベルトを手中に収めた有吉将之会長(43)は「まだ夢の中にいるような感じ」と目をこすった。

 日本選手の敵地での世界王座獲得は6人目で、JBC公認試合では1981年に三原正が米国でWBA世界スーパーウェルター級王座を奪取して以来36年ぶりの快挙。海外での王座獲得は2013年の亀田和毅以来の偉業だ。

 7月29日の帰国後は、意外や中国で時の人になっていた。中国メディアから取材オファーが「片手では足りないほど」(有吉会長)が届き、ボクシング界で最も歴史と権威ある雑誌「リングマガジン」からもメールでインタビューも受けた。23日には上海で行われるボクシングのトーナメントに特別ゲストとして招待を受けた。帰国後は「中国の方から声をかけてもらうようになった。日本人はゼロです(笑い)。比率的には10―0で中国の方ですねぇ」。卓球の福原愛に次ぐ有名な日本人になり「日本でもたくさんの人に声をかけてもらえるような世界チャンピオンになりたいです」と笑った。

 鄒との世界戦でカットした右まぶたは9針を縫い治療中。完治まで「3週間」はかかる見込みという。指名試合となる初防衛戦ではすでに鄒陣営からダイレクト・リマッチ(直接の再戦)を求められていることも明かした。「鄒との再戦を含めWBOの指示を待つ状態」と有吉会長。同じ28歳のWBA王者・井岡一翔(井岡)との対戦を熱望しつつ、木村は「井岡くんは強さ、レベルは全然違うけど、挑戦したい気持ちはある。鄒が再戦を望むならどこでやってもいい。けど、挑戦者が誰だろうと関係ない。一戦一戦を戦っていくだけですね」と意気込んだ。

 世界王者となったことで生活も変わった。生活費の足しに「片手で足りるぐらいしていた」という借金を返済。木村は「身ぎれいになれましたね。チャラになって、手元に残ったのはベルトだけですけど、ここからのし上がりますよ」と鼻息荒く意気込んでいた。

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