【宏太’Sチェック】暑さの中ではシンプルなサッカーを

◆明治安田生命J1リーグ 第20節 C大阪3―1札幌(5日・金鳥スタジアム)

 気温30度を超える敵地での戦いで、すべきサッカーを札幌ができなかった。パス数は札幌の方が多く、ボール保持率も大差はなかった。しかしスコアで差がついたのは、相手がよりシンプルにやっていたため。札幌は前の選手がいい動き出しをしても、横や後ろにつなぐ事が多かった。そうなるともう一度、動き直しが必要となり、それが続くと体力的にきつくなってしまう。

 暑い場所では後ろが押し上げ、前からボールを取りに行く。奪われたらそこから戻れば守れるんだから。シンプルなサッカーをせず、上下動を繰り返す展開にしたため、自分たちのボール回しで疲れてしまっていた。マシンガンのような攻撃でなく、C大阪のように勝負所では日本刀で一斬りしないと、苦しくなってしまう。

 夏場のアウェーは内容よりも第一は勝ち点を取る事。劣勢だと思ったらベンチばかり見るのではなく、冷静に戦況を見極め、選手の判断でやり方を変えるなど、自己解決もしていかないと。前節の浦和戦(7月29日、2○0)でも、相手が9人になりながら攻めるのか守るのかどっちつかずの状態になっていた。個々がその場その場で何をすべきか考え、それを全体で共有する。自己判断力を上げる事が、今の札幌には必要だ。(吉原宏太、1996〜99年札幌FW)

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