【エルムS】リッカルドと連覇を狙う黛が意気込み語る

【エルムS】リッカルドと連覇を狙う黛が意気込み語る

◆第22回エルムS・G3(13日・ダート1700メートル、札幌競馬場)

 デビュー12年目の黛弘人騎手(31)=美浦・フリー=が、リッカルドでエルムS・G3(13日、札幌)の連覇に挑む。今年は3勝と勝ち星が伸びないが、この馬に対する思いや、自らの騎手人生などを語った。

 最後の一頭の調教を終えてスタンドへ戻ると、時計は朝の9時を回っていた。閑散とした札幌競馬場。「遅くなってすみません」と黛は丁寧に頭を下げた。開場から4時間以上、ずっと馬にまたがっていた。「休憩ですか? 10分ありました(笑い)。今日は11頭で、明日は14頭です」。冷たいドリンクをゴクッと一息で飲み干した。

 コンビを組むリッカルドは5日に函館から札幌へ移動。この日はダートコースでの調教にまたがり、脚を伸ばした。

 「最近乗っていて、思ったんですよ。やっとこの馬のこと好きになってきた。函館ではあまりトモ(後肢)が良くなかったのですが、キャンターは好きな頃の感じに戻ってきた。函館の時と全然違いますね。札幌へ来て、トモがだいぶ良くなってきた。今回初めて調教を付きっきりで任せてもらっているので、違いを感じました」

 初めて手綱を執った昨年、重賞初挑戦で勝利へ導いた。

 「あまり考え過ぎずに乗れたのがよかったのかも。あれがきっかけで、オーナーさん(岡田牧雄氏)から騎乗依頼が増えました。もともとかわいがってもらっていたので、重賞を勝てて良かった。ホッとしました。やっと少しは力になれたかな」

 12年目の31歳。10年から毎年、夏は函館と札幌に滞在している。15年フェアリーS(ノットフォーマル)で重賞初勝利を飾るまで、デビューから10年の期間を要した。

 「そんな簡単に勝てると思ってないので。去年(自己最多の年間21勝)はちょっと良くなったと思ったんですけどね。北海道はうまいジョッキーがいっぱいいるので、もまれて、少しでも向上できればなと思っています」

 父親の幸弘さんは元騎手で、現在は美浦・中野厩舎でノットフォーマルを担当。同じ世界へ入るのにも苦労した。

 「高校に一年通い、競馬学校では留年もしました。能力の高い人間じゃないですし、学力が生きるわけでも、運動神経がいいわけでもない。せっかく苦労してもらった騎手免許。できる限り続けたいと思っています」

 リッカルドは昨年のこのレース以降、6戦勝ち星なし。黛自身も今年は3勝止まり。人馬ともにこのエルムSで再び飛躍するきっかけをつかみたい。

 「馬はまた自信を取り戻してほしいです。それが僕の切なる思い。そうすればまた次のステップへ行けるかもしれない。もうひと花咲かせたいというか、ここからまた、上昇気流に乗ってもらいたいですね」(石野 静香)

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