【中日】森監督の長女が死去も気丈に指揮

【中日】森監督の長女が死去も気丈に指揮

◆中日1―1広島 延長12回引き分け(8日・ナゴヤドーム)

 中日・森繁和監督(62)の長女・矢野麗華(やの・れいか)さんが、乳がんのため7日に神奈川・川崎市内の病院で死去した。35歳だった。球団が8日の広島戦(ナゴヤD)の試合中に発表した。森監督は試合前、選手や首脳陣を集めてミーティングを開き「ユニホームを着てるとそういうのはないけど、1人になるとどうしてもつらくなる。ユニホームを着て、一緒にやらしてくれるか」と申し出て、気丈に指揮を執った。

 4日からの巨人3連戦(東京D)で関東に滞在中だった指揮官は、移動日だった7日は麗華さんが入院する病院で過ごした。8日の試合に備え夜には新幹線で名古屋へ向かったが、途中で容体の変化を告げる連絡が入り、急いで引き返したという。「ちょうど東京ドームに行ってて、たまたま月曜に試合がなかったから、ゆっくり会うことができた。体調的には大丈夫かなと思って新幹線に乗ったんだけど…。俺が帰るっていうのを聞いてから、そうなったのかな」と悲しげにつぶやいた。

 8日の試合は、首位・広島を相手に延長12回引き分け。同点に追いつかれた直後の7回1死一、三塁でも22歳の鈴木を続投させ「抑えれば今後につながる。代えるつもりはなかった」。指揮官が執念のタクトを天国のまな娘へささげた。

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