松山英樹、初メジャータイトルへ 公式サイトがV予想1番手に…全米プロ選手権

 【シャーロット(米ノースカロライナ州)7日=岩原正幸】米プロゴルフツアーの今季メジャー最終戦、全米プロ選手権(10日開幕)で、米ツアー公式サイトの優勝候補ランキングで松山英樹(25)=LEXUS=がメジャー初の1番手に挙げられた。世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待で2位に5打差で圧勝し「日本男子初のメジャー王者として歴史をつくる準備はできている」と高く評価。松山は午後から会場のクウェイルホローC(7600ヤード、パー71)入りし、約4時間、精力的に9ホールをラウンドした。

 プロ転向後、自己最少となる61のラウンドから一夜明け、約760キロの距離を移動した松山はさっそく会場に姿を見せた。午後2時30分。1番からスタートすると、各ホール第2打ではあえてバンカーショットを練習。グリーン周りでは場所を変えて何球もアプローチを繰り返し、コースの感触を確かめた。

 昨年までウェルズファーゴ選手権が行われており、松山の最高成績は昨年の11位。入念な準備はグリーン上も続き、前週から新たに投入したマレット型に加え、ピン型のエースパターを併用。9ホールを回り終えると、すぐさまパット練習場に直行した。計4時間。雨上がりのじめじめとした陽気の中だったが、気持ちよさそうに汗を拭い、コースを後にした。

 前週Vと勢いに乗る日本の怪物を、米ツアー公式サイトは優勝候補番付の「パワーランキング」ではメジャーで初めて1位に予想。「彼の番が来た。ギアを上げたファイアストーン(ブリヂストン招待)でショットが改善され、日本人初のメジャー王者になる準備が整った」。2番手が大会2勝のマキロイ(英国)、3番手は米ツアー屈指の人気選手でメジャー初制覇を狙うファウラー(米国)。先月全英オープンを制し、史上6人目の4大メジャー制覇となる生涯グランドスラムに挑むスピース(米国)らを抑えた。

 ブリヂストン招待からの連勝は07年のウッズ(米国)、14年のマキロイと過去2例。練習ラウンド中は約30人のギャラリーに囲まれ、「61の世界王者、ヒデキ!」と声援が飛ぶ場面も。ホール間の移動中にはサインに応じ、全米オープン覇者のケプカ(米国)から祝福も受けた。この日取材対応はなかったが、前日には「何人もの日本人が挑戦して取れていないものを取りたい」と話し、気合十分。日本人初メジャーVへ、世界が注目する松山ウィークが幕を開けた。

 ◆全米プロのパワーランキング5傑

 順 選手〈齢〉     国      位  勝

 1 松山 英樹〈25〉 日本     3  0

 2 ロリー・マキロイ〈28〉英国   4  4

 3 リッキー・ファウラー〈28〉米国 10 0

 4 ザック・ジョンソン〈41〉米国  40 2

 5 ジョーダン・スピース〈24〉米国 2  3

 【注】位は世界ランク、勝はメジャー勝利数          ◆パワーランキングとは 米ツアー公式サイトが大会前に優勝候補を選定しホームページ上で発表するもの。記者の見解コメント入りで、上位20選手を紹介する。最近の調子や過去の大会実績などが反映される。松山は16年ノーザントラスト・オープン(11位)と、優勝した2月のフェニックス・オープンでV候補筆頭に挙げられた。

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