日本航空石川9回にミラクル4連打逆転!初出場09年以来の初戦突破

◆第99回全国高等学校野球選手権大会第3日 ▽1回戦 日本航空石川6―5木更津総合(10日・甲子園)

 8年ぶり2度目出場の石川代表・日本航空石川が、1回戦で木更津総合(千葉)を6―5で下し、初出場の2009年以来となる初戦突破を果たした。2―5と3点差を追う9回2死一、三塁から大会NO1左腕・山下輝(ひかる、3年)を打ち崩し、4番・上田優弥左翼手(2年)が逆転の左前適時打を放つなど4連打4点。2回戦は大会第8日(15日)の第3試合で花咲徳栄(埼玉)と対戦する。

 日本航空石川ナインの笑顔が、聖地ではじけた。8年ぶりの甲子園で、まさかの大逆転劇。4打数4安打と活躍した主将の2番・三枡春樹中堅手(3年)は「打線がつながってきたので『いけるかな』と思っていた。楽しくやれた」と初戦突破に頬を緩めた。帽子のひさしの裏には「楽しんだもんがち 笑顔で仲間を信じろ!」と書かれていた。

 崖っ縁から生き残った。3点差を追う9回2死一、三塁で、1番・安保治哉右翼手(3年)のカウントは2―2。「あと1球」でゲームセットの場面から、起死回生の4連打。安保に続く三枡も一塁ゴロを内野安打にして逆転打につなげ、木更津総合に競り勝った。

 チームのモットーは「楽しんでやる」。対戦校が決まると、中村隆監督(33)は「相手は大会NO1左腕。それを倒したら、お前らすげえぞ」と選手を鼓舞してきた。勝ち越しの場面では、前の打席まで4打数無安打だった上田を「開き直って楽しめ。思い切っていった方が結果が出る」と送り出した。

 昨秋の石川大会で優勝したが、センバツ出場をかけた北信越大会準決勝で福井工大福井に8―10で逆転負け。三枡は「冬のチーム状態は最悪だった。みんなが同じ方向に向かうのが難しかった」と振り返る。石川大会を制し、チーム内に「普通に練習していれば甲子園に行けるかも」という慢心もあったという。

 転機となったのは、3月の関東遠征での花咲徳栄との練習試合。2―9で「ボッコボコにされた」(中村監督)ことで目が覚めた。「1球に対する思いが全然違った。全国のレベルを思い知った。その後ミーティングを重ねて、チームはどんどん良くなっていった」と三枡。全員のベクトルが、そろって甲子園に向いた。

 初出場した2009年大会の初戦(2回戦)も、明桜(秋田)に0―2から同点に追いつき、延長12回にサヨナラ勝ちした。中村監督は「今年の選手はお調子者が多い。どんな試合でも動じずに戦える」とチームの成長を頼もしそうに語った。2回戦の相手は“開眼”させてくれた花咲徳栄。「逆転の日本航空石川」の視界は良好だ。(勝田 成紀)

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