【巨人】阿部、木村拓也さん眠る広島で決める…2000安打あと3 11日からカープ3連戦

【巨人】阿部、木村拓也さん眠る広島で決める…2000安打あと3 11日からカープ3連戦

◆巨人5―2阪神(10日・東京ドーム)

 鬼の形相で足を回転させた。阿部が一塁を駆け抜けると、一塁塁審の両腕は横に広がった。「あれがアウトになっていたら、一生ヒットは打てないよ」。同点の7回先頭。外角直球をとらえた鋭いライナーは、マウンド上のメッセンジャーの右足に当たって走路方向へ跳ねた。カバーに入ったロジャースのタッチを間一髪でかいくぐり、投手強襲の内野安打。通算1997本目は、足でもぎ取った。

 9日の試合では、右脇付近に死球を受けた。遅くまで治療を受けたが、一夜明けても痛みと腫れは引いていなかった。「あんまり大丈夫じゃない。結構痛かった」。試合前練習では打球を捕りながら送球動作を確認し、フリー打撃は通常の半分の時間で切り上げてベンチ裏で治療に専念した。2回無死の1打席目は内角直球をとらえるも二直。4回2死三塁では、自信を持って見逃したはずの外角150キロで見逃し三振に倒れたが、7回の3打席目ではきっちり対応した。

 2000安打まで残り3本。11日からマツダ、神宮とビジターが6試合続くことを考えれば、東京Dでの達成の可能性は限りなくゼロに近くなった。「(今週の相手は)1位、2位だから、なんとか勝ち越せるように。それだけ」。プロ初安打に始まり、500安打、1000安打、1500安打と、節目は本拠地で打ってきただけに悔しさも少なからずあるだろうが、気持ちは切り替わっていた。

 広島には、10年に急逝した木村拓也コーチが眠っている。阿部が大きな影響を受けた先輩の一人で、今でも遠征のたびに時間を見つけて墓参りし、健闘を誓っている。「みんなのアニキ的な存在だった。(09年に)緊急でキャッチャーをやった時の準備の早さとか、そういう『チームのために』という姿勢をタクさんから教わった」。偉業達成の瞬間も、きっと見守ってくれているだろう。(尾形 圭亮)

 ◆過去4人は全員ビジターで達成

 阿部は11日からビジター6連戦となる。過去の巨人生え抜き選手では、川上哲治が1956年5月31日の中日戦(中日)、長嶋茂雄が71年5月25日のヤクルト戦(神宮)、王貞治が74年8月4日の阪神戦(甲子園)、柴田勲が80年8月7日のヤクルト戦(神宮)と、いずれも敵地で2000安打を達成している。

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

スポーツ報知の他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツのニュースランキング

ランキングの続きを見る

スポーツの新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索