朝乃山、年間最多勝…関脇以下では27年ぶり3人目 新三役で10勝!Vへ2差

朝乃山、年間最多勝…関脇以下では27年ぶり3人目 新三役で10勝!Vへ2差

◆大相撲九州場所13日日(22日・福岡国際センター)

 小結・朝乃山が平幕の琴勇輝を押し出して、新三役での2ケタ白星に到達した。年間最多勝争いでも54勝目。52勝の小結・阿炎が一人横綱・白鵬に敗れたため2日を残して初受賞が確定。関脇以下では1960年の大鵬、92年の貴花田(のちの貴乃花)に続き27年ぶり3人目。最高位・小結では年6場所制となった58年以降で初の快挙だ。V争いでは3敗の朝乃山、幕内・正代が勝ったため、白鵬の史上最多43度目Vは持ち越しとなったが、14日目の関脇・御嶽海戦に勝てば自力で賜杯を手にできる。

 まわしが取れなくても朝乃山は慌てない。琴勇輝の強烈な突き押しを右からのおっつけで巧みにかわし、5秒3で押し出した。「ちょっと立ち遅れたけど(相手の圧力を)ずらした。落ち着いて攻められた」。この日の朝稽古は休養に充ててリフレッシュ。3敗目を喫した12日目・御嶽海戦の黒星を引きずらなかった。

 これで新三役としては15年春場所の照ノ富士(当時関脇で13勝)以来の2ケタ白星到達だ。支度部屋で感想を求められても「普通ですね。勝ち越した時と気持ちは変わらない」と、あくまで通過点だと強調した。賜杯レースで1敗単独トップの白鵬を2差で必死に追った結果だった。

 さらに朗報も届いた。琴勇輝戦で今年54個目の白星を積み上げた。白鵬に敗れた同52勝の阿炎が残り2日に勝っても、朝乃山を追い抜くことはできず、初の年間最多勝受賞が決まった。年6場所制が定着した58年以降、小結としては初。関脇以下でも60年の大鵬、92年の貴花田に続いた。ともに翌年大関に昇進した昭和、平成を代表するのちの両横綱と、令和元年最後の本場所で肩を並べた。

 会場からの帰路、「負け越したとしても諦めずに(今年春、名古屋場所は)7勝8敗で耐えた。(最多勝には)それがよかった」。屈指の稽古量で磨いた折れない精神力。夏場所の初優勝だけでなく、1年を通し安定した戦いぶりが好結果をもたらした。

 新三役10勝は大関取りの起点になる。昇進目安は三役で直近3場所33勝。高島審判部長代理(元関脇・高望山)は慎重だが、来年初場所の快進撃次第では前倒しで機運が高まるかもしれない。「先のことは考えない。あと2日に集中する」。故郷・富山では本格的な寒ブリのシーズンが到来。朝乃山の好物で出世魚の代表格。幕内下位だった昨年名古屋場所、自らを「まだ金魚」と言って笑わせた。新時代を代表する力士へ、もう誰も疑わない次期大関候補だ。(小沼 春彦)


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