昨季10位からの巻き返しへ、J1北海道コンサドーレ札幌が14日、1次タイキャンプをスタートした。練習拠点があるチェンマイの気温は正午時点で23・5度。同時刻の気温がマイナス0・5度の札幌とは24度もの差がある温暖な地で、午前、午後の2度にわたり、今季初の全体練習に取り組んだ。

 課題払拭の期間とする。昨季は、前半戦で勝ち点27の6位につけたが、後半戦は勝ち点19にとどまり、順位も下げた。クラブ史上最長タイとなる5年目の主将就任が決定したMF宮沢裕樹(30)は「去年は失速気味になってしまった。メンタル面を含め、1年を通して戦っていける土台をタイで作っていきたい」とチームの意思を代弁した。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)の基本概念「走る、戦う、規律を守る」を連日の2部練習で体に叩き込み、より強い集団になっていく。

 今年は東京五輪による日程変更のため、2月22日にアウェー・柏で行われるリーグ開幕戦の前、同16日にルヴァン杯が始まる。ACL初出場とクラブ初のタイトル獲得を目指す今季、タイでは練習試合を4戦行う予定。実戦機会を多くして競争を激化させる。

 宮沢は「去年はルヴァン杯決勝で負けて、悔しい思いをした。その屈辱を晴らすためにも、ルヴァンの初戦から100%戦えるようにしていかないといけない。最高の状態を築くための期間としていく」と30日までのタイキャンプを、1日たりとも無駄にする気はない。新たな歴史の構築へ、札幌の2020年が本格的に幕を開けた。