ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18)=星稜高=が14日、驚異のスタミナを披露した。戸田球場の400メートルトラックで行われた新人合同自主トレの12分間走でぶっちぎりトップの3375メートルをマーク。同期5人全員を周回遅れにする激走に「しんどいなと思っていたんですけど、リズムを自分で意識しながら感じながら、タイムをそんなに意識せずに走りました」と涼しい顔だった。

 持久力などのテストとして用いられることの多い12分間走。9日の1000メートル3本のインターバル走に続き、同期を圧倒する独走を見せた。同学年のロッテ・佐々木朗は、11日に2925メートル。比べれば奥川のすごさがよく分かる。ヤクルトでは毎年のように実施しているが、前田アスレチックトレーナーによると原や山崎らが3100メートルほどでトップレベル。同トレーナーは「普通に速いです。びっくりしました。あれくらい走れれば練習を難なくこなせる体力があると思う」と驚きを隠せなかった。

 約1か月で300メートルほど記録が上がったが、奥川は長距離走を「あまり得意意識はないです」ときっぱり。70メートルの遠投では鋭いボールを投げ込み「これからどんどん状態を上げていきたいと思います」とさらなる高みを目指していた。(安藤 宏太)