◆京成杯追い切り(15日・栗東トレセン)

 3重賞の追い切りが15日、東西トレセンで行われた。京成杯・G3(19日、中山)で重賞に初挑戦する2連勝中のヒュッゲは、栗東・坂路で僚馬を追走先着。その動き、陣営の感触に玉木宏征記者が迫った。

【友道調教師に聞く】         

 ―ヒュッゲの最終追い切りは栗東・坂路で和田が騎乗し、ノーブルカリナン(5歳2勝クラス)を追走して2馬身先着しました。

 「先週まででしっかりやっているのでジョッキーには感触を確かめる程度で、という指示。最後の直線で前に馬がいてスムーズさを欠いたけど、ラストは併せることができました」

 ―前走と比べて変わった点はありますか?

 「体に締まりが出て、寒い時期にしては毛づやもさえて、体調はいいですよ」

 ―イレ込む面がある。

 「ゲート裏では首を振ったり、テンションが高いんですが、いざ中に入ってしまえば問題はありません。初めての長距離輸送に関しては何とも言えませんが、前日入りで1泊することで、当日の落ち着きにつながらないかと思っています」

 ―逃げて2連勝中ですが、前に行きたい馬が揃いました。

 「ハナにはこだわらないですよ。行きたい馬を行かせて、その後ろぐらいで運べれば」

 ―それでは見通しを。

 「小回りでコーナー4つのコースが合っています。イレ込む面にしても、まだまだこれから良くなる馬ではありますが、ここでいい競馬をしてくれれば、皐月賞が楽しみになりますね」

【調教比較】             

 坂路をまったくの馬なりで53秒4―12秒4。直線に向いた際、他厩舎の馬が前でフラフラしており大きく内へ切り返すアクシデントがあったが、ラストまで力強かった。前回と同じ中5週だが、今回の方が強い調教が1本多く、攻め強化に好感。

【玉木のジャッジ】          

 前走にしてもピッチの利いたフットワークで二の脚が速く、スッと前につけられるのは小回りコースでは大きな武器。「馬場が緩くても走れる」と和田が話しており、今の中山の馬場もちょうど良さそうだ。2勝馬の経験も生かし好勝負になる。