日本ハムの吉田輝星投手(19)が15日、「雑草魂」を胸に2年目のシーズンを過ごすことを誓った。1勝3敗とプロの厳しさを味わった1年目からの飛躍へ向けて、「不屈の華」と刺しゅうを施した練習用グラブを新調。昨季、自信を失いかけた時期もあったことを反省して「雑草というか、強い心を持ち続ける(という意味で)」と文字に思いを込めた。この日、今年に入って初めてブルペンでの立ち投げを行い、キャンプインへの準備を行った。

 少し白みがかった黄色の新グラブ。そこには吉田輝の強い思いが込められていた。刻まれたのは「不屈の華」の4文字。「雑草というか、強い心を持ち続ける(という意味で)」と、理由を明かした。18年夏の甲子園では、選手全員が地元出身の「雑草軍団」である金足農をエースとして準優勝に導き、プロ入りした。初心に戻って、2年目の飛躍を目指す覚悟が感じられた。

 気持ちの面で、さらに強くありたい―という思いの表れと言えそうだ。プロ1年目の昨季は6月にプロ初先発初勝利を挙げたが、それ以降は白星がなく1勝3敗、防御率12・27で終えた。プロの厳しさにぶつかり、「去年は自信を持てないで試合にいくことがあった」という。同じ過ちを繰り返さないために、グラブに刻んだ刺しゅうで弱気の虫を封印してマウンドに立つつもりだ。

 この日は、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレ。今年に入って初めてブルペンの傾斜を使って立ち投げを行い、23球投げ込んだ。2月1日のキャンプインへ向けて、プランには多少の遅れがあるが「体の状態は100%に近くなってきている。そんなに焦りはない」と慎重に調整を進めていく。

 自身の投球練習後には、ドラフト1位・河野ら新人もブルペンで投球。「すごくいい球を投げていた。負けられないと思いました」と、負けん気の強さをのぞかせる一面もあった。開幕まで約2か月。心身ともにタフな投手を目指して、輝星の2年目が始まる。(小島 和之)