◆卓球 全日本選手権 第4日(16日・丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルスで元世界選手権代表の森薗美咲(27)=TOP名古屋=が4回戦で、同学年で東京五輪代表の石川佳純(26)=全農=に0―4で敗れた。大会前、自身のツイッターに「これが最後の挑戦! と思って気を引き締めて思いっきりやってきます!」とつづるなど、強い覚悟を持って臨んだ大会だっただけに「かすみちゃんとできて、感極まるところもあったけど、素直にうれしかった」と涙を見せた。

 この日は父・誠さんが東京から駆け付け、ベンチに入った。15日は父が仕事の休みを取れなかったため、中学生の時以来となるベンチに入ってもらうにはこの日の4回戦まで進むことが必須だった。プレッシャーと戦いながらも見事に勝ち上がり「父には試合を見てもらいたかったし、ベンチに入ってほしい思いが強かったんです」と明かした。

 間近で娘の姿を見届けた父とは試合後、仲良く写真に収まり「(石川は)めっちゃ強かったね」と言葉を交わしたという。同学年でこれまで競い合ってきた石川との“ラストゲーム”については「同級生の立場から見て、五輪の代表選考で苦しんできた分、ボールの重みが違うのを肌で感じました。今までライバルと言ってもらえて、かすみちゃんと試合ができて、父にもベンチに入ってもらえたのは大きな意味がありました」と感慨深い様子で振り返った。