プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也さんの突然の訃報を受け、現役時代に野村さんから指導を受けた山崎武司氏(野球評論家)が11日、偉大な恩師の死を悼み、感謝の思いを語った。

 まさかこんなに早くこの時が来るとは、突然の訃報にとても驚きました。僕と監督との出会いは、野球人生も終盤になってきた頃の楽天イーグルスでした。野球に対する姿勢を一から教えて頂き、さらには人としてどうあるべきかという事をご指導いただきました。監督とは(06〜09年の)4年間のお付き合いでしたが、27年の野球人生の中でもっとも思い入れが深い4年間でした。

 ぶっきらぼうで、不愛想なイメージを持たれがちですが、実はとても情に厚い人で、僕も監督から「野球を好きになりなさい。子どもの頃、日が暮れるまで野球をやって楽しかった頃の気持ちで野球に取り組みなさい」という言葉をもらい、もう一度真剣に野球と向き合う事ができました。

 晩年での成績を残す事ができた事、今このように野球評論家として活動をできているのも、監督の教えがあったからと、本当に感謝の思いしかありません。いつまでも元気でいて欲しかったですが、心からご冥福をお祈りします。(山崎武司、野球評論家)