◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグG組第1節 神戸―ジョホール(12日・御崎公園球技場=ノエスタ)

 ACLに初出場する神戸が11日、初戦のジョホール戦に向け神戸市内で最終調整を行った。先発が予想される元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)は中3日での強行出場となるが、18年に2度、中3日を経験した際はいずれも好結果。“実績”を引っ提げて初陣に臨む。

 欧州CLを4度、クラブW杯を3度制覇したイニエスタがついにACLの舞台に挑む。冒頭15分間が公開されたこの日の練習後は、コメントしなかったが、リラックスした様子で体を動かした。

 チームは2冠目を獲得した8日の富士ゼロックススーパー杯(埼玉)で横浜Mと乱戦を繰り広げたばかり。背番号8は新加入FWドウグラスの先制点をアシストするなど、フル出場で初出場Vへとけん引した。過密日程でコンディションが心配される一方で、中3日での試合は高いパフォーマンスを発揮している。

 神戸に加入して間もない18年8月。11日のリーグ戦・磐田戦(ノエスタ)で来日初ゴールを記録すると、15日の広島戦(ノエスタ)で2戦連発をマークし引き分けに持ち込んだ。再び中3日で19日の湘南戦(BMWス)に臨み、今度は決勝点の起点となるパスで勝利に貢献。3試合とも90分を戦い抜くタフネスぶりを見せつけた。

 公式会見に出席したフィンク監督(52)は「明日まで1日休む時間はある。おそらく出るでしょう」と先発での起用を示唆。クラブにとって悲願のアジア制覇へ、初戦は落とせないとあって「彼は試合を決定づけるクオリティーがある。使えれば使います。この大会を制するために、まず明日の試合を勝つことが大事だ」と絶対的な信頼を口にした。

 富士ゼロックススーパー杯の試合後には「ACL、リーグ戦とこれから戦いが始まっていく。しっかり準備していきたい」と話したイニエスタ。連戦でも司令塔の輝きに変わりはない。(種村 亮)