巨人の岩隈久志投手(38)は楽天時代、野村氏から「野球の奥深さ」を学んだ。練習中に恩師の死を知り、「すごく残念な気持ちというか、すごく悲しい気持ちになりました」と静かに語った。

 楽天在籍の08年には21勝4敗、防御率1・87で最優秀防御率などのタイトルを獲得し、パMVP、沢村賞にも輝いた。辛口で選手を評することの多かった野村氏から「今年の岩隈なら沢村賞は当然。ノー文句!」と手放しでたたえられ、「野球の深いところを教えていただいた。エースとしての役割、立ち居振る舞い、大事なことをたくさん教えていただきました」と当時を振り返った。

 岩隈にとって、どういう存在だったのか―。「技術だけではなく、組織としてチームとしての弱者の考えやチームとして戦うといったものというか、大切なことを学ばせていただいたと思います」。最後に恩師へのメッセージを報道陣から求められ「たくさん野球界に貢献していただいたと思います。これからは天国で見守ってほしいというか、ゆっくり休んでいただきたいと思います」と語った。