野村氏の愛息で、楽天の1軍作戦コーチを務める克則氏が、東京・世田谷区内の自宅前で取材に応じた。「正直、急すぎて実感がないし、受け入れられないところがある」と心境を述べた。父とは監督と選手、そしてコーチという立場で野球に取り組んだ。「一番の思い出は、親子で一緒にできたこと。父は、ひと言で言えば偉大な存在。その息子であったことは誇りです」と涙ながらに語った。

 自宅には、楽天時代の教え子だった山崎武司氏ら多くの関係者から届いた弔花が朝から次々と運び込まれた。関係者によると、野村さんの遺体は慣れ親しんだ居間に布団を敷いて安置されたという。夕方には楽天・石井GMが弔問に訪れ、無言の対面。「すごくいい顔をされていた。周りに野球のものがいっぱいあって、改めて野球が好きだったんだなと感じました」と故人をしのんだ。