◆プロボクシング スーパーバンタム級(119ポンド=53・9キロ以下)契約8回戦 比嘉大吾―ジェイソン・ブエナオブラ(2月13日、東京・後楽園ホール)

 プロボクシング元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=が12日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量を行い、リミットの53・9キロから100グラム軽い53・8キロで一発クリアした。対戦相手のジェイソン・ブエナオブラ(25)=フィリピン=も53・8キロでパスした。

 デビューから日本記録となる15連続KO勝ちを続けていた比嘉は世界王者時代の一昨年4月、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との3度目の防衛戦の計量に失敗し、王座を剥奪された。日本人が世界戦で計量をクリアできなかったのは史上初めてで唯一の失態だった。試合もロサレスに9回TKO負けした。ボクサーライセンスの無期限停止処分を受けたが、昨年10月に処分が解除され、現在はWBC世界バンタム級7位となっている。

 計量を終えた比嘉は「計量? あまり思いはないです。記者さんたちがオーバーを期待しているみたいな顔をしているなと」とニヤリ。約2年ぶりの試合にも「何も思っていないですね。だから、意気込みも出てこない」と淡々と答えた。それでも、約2年ぶりの減量には「なかなかきつかった」と話した。具志堅用高会長が減量専門のトレーナーを連れてきてくれたそうで、この1か月は順調に減量が進んだという。

 「両親、後援会、スポンサーのために頑張りたい。それがモチベーションになってきた」と比嘉。地元・沖縄のファンへのメッセージを求められると「自分自身のために頑張って、それが沖縄とためになるなら」と話していた。