楽天の2次キャンプは12日、沖縄・金武町で2日目を迎えた。ドラフト1位・小深田大翔内野手(24)=大阪ガス=は、走攻守三拍子がそろったプレーをアピールしている。

 久米島キャンプ第2クール初日の6日。小深田は早出練習で、黙々とバットを振り続けた。フォームを確かめながら、マシン打撃で約50分。センター方向を中心に、白球をはね返し続けた。打撃でもプロの球に対応しようと、汗を流す姿が印象的だった。

 阪神の近本光司外野手(25)は、18年まで大阪ガスでチームメートだった。1つ年上の近本は昨季、セ・リーグで盗塁王(36盗塁)を獲得した。「一緒にプレーしていた選手が、プロの世界で盗塁王になったのはすごく刺激になります。自分も塁に出たら、積極的に盗塁を決めたい」。近本に負けじと、足で魅せる構えだ。

 50メートル5秒9の俊足が最大の武器。1月に仙台市内で行われた新人合同自主トレでは、10メートル走で新人トップの1秒72を計測した。小深田は「近本さんが持っていた10メートルダッシュのチーム記録を(昨年に)更新しました」。大阪ガス時代には、トップスピードになった状態での10メートル走で1秒15をマークしたという。

 1次キャンプから1軍に帯同。久米島での1次キャンプでは、遊撃でノックを受けることが多かった。ただ遊撃だけではなく、二塁、三塁もこなす。昨季は浅村が二塁、茂木が遊撃のレギュラーで、今年はロッテから鈴木大も加入。内野手の定位置争いはさらに激しくなったが「やっぱり即戦力として期待されている。誰にも負けないという気持ちでやっています」とレギュラー獲得へ闘志を燃やす。

 1年目の目標を問われると「新人王と盗塁王を目指したい」と力強く語った小深田。金武町での2次キャンプからいよいよ実戦が始まる。高い目標を実現すべく、実戦でアピールを続けていく。(高橋 宏磁)

 ◆小深田 大翔(こぶかた・ひろと)1995年9月28日、兵庫県生まれ。24歳。神戸国際大付高から近大に進学。関西学生リーグでベストナインを3度受賞。大阪ガスでは遊撃手として18年夏の都市対抗野球大会でチームの初優勝に貢献。新人王にあたる若獅子賞を獲得した。50メートル5秒9の俊足。168センチ、69キロ。右投左打。