J1ベガルタ仙台は12日から宮崎市での3次キャンプの練習をスタートした。午前に約1時間45分練習を行った。今季から左サイドバック(SB)を主戦場にするプロ5年目のDF常田克人(22)は、延岡市での2次キャンプ(1月29日〜2月9日)でアピールに成功。今季初の公式戦となる16日のルヴァン杯のアウェー・浦和戦(午後2時、埼玉)と22日のリーグ開幕戦、ホーム・名古屋戦(午後2時、ユアスタ)の両方でスタメンを狙える位置にいる。

 生き生きと左サイドを走り、左足から正確なパスが味方につながった。対人守備の強さも光った。この日の実戦練習で4―4―2の左SBでプレーした常田は「まだまだ左SBとしてできていないことも多いと思いますけど、今のチャンスを逃さないようにしたい」。SBの位置としては自身プロ初の公式戦出場を目指し、準備を進めている。

 仙台の左SBは、昨季リーグトップの10アシストを挙げたDF永戸勝也(25)が鹿島へ完全移籍し、レギュラー不在となった位置。昨季センターバックでリーグ8試合に出場した常田はシーズン終了後、左SBをメインにすることをチームから告げられ、本人も前向きに新たな挑戦をしている。キャンプではポジションを争う新加入のブラジル人DFパラ(25)が攻守のポジショニングと連係面に苦戦する中で、常田は左SBのプレーを整理しながら、着実に成長。木山隆之監督(47)の評価を上げてきた。

 身長は187センチある。SBとしては、Jトップクラスの高さを誇る。「サイドに蹴られても競れる。センタリングに対しても跳ね返せる。高さはセットプレーでも武器になる」と自らのアドバンテージを話す。得意とする左足のロングパスもサイドで強みとなっている。

 16日に迫ったルヴァン杯のアウェー・浦和戦に向けて常田は「今年こそは試合に出続けたい。まずは目の前のルヴァン杯で良いプレーをして、そのままリーグの開幕スタメンをつかみとりたい」。大きなチャンスを迎えつつある背番号33。勝利に貢献し、レギュラー定着をつかみ取る。(小林 泰斗)