巨人の鍬原拓也投手(23)が12日、原監督の“御前投球”でハツラツと猛アピールした。13日の1軍対ファームの紅白戦(サンマリン宮崎)で登板予定の右腕はこの日、ブルペン入りして変化球を交え、計37球を投球。イキのいい力強い球が投げ込まれると、視察に訪れた原監督から「いいぞ! 鍬原! 新入団だ!」と絶賛された。

 昨年の秋季キャンプからサイドに転向し、今季は再び先発ローテを狙っている。今キャンプでは考えすぎて思うような投球ができなかった部分もあったが、気持ちを一度リセットして思い切り投げた。試合を控え、37球で終えた右腕に原監督は少し物寂しそうな表情を見せたが「(登板を)期待しています。今日は桜井と並んでても、こっち(鍬原)の方が迫力があったもんね」とうれしそうにほほ笑んだ。

 同紅白戦の内容次第では宮崎に残留の可能性もある。勝負の実戦を前に鍬原は「今日がキャンプに来て一番、ボールが指にかかる感覚が良かった」とうなずいた。全体練習後も指揮官の絶賛は続き「良かったね。これから実戦が増えてきますから、重要になってくる。その階段は上がってきた」。本番もハツラツ投球に期待がかかる。(玉寄 穂波)