巨人の阿部慎之助2軍監督(40)が12日、今キャンプ初の夜間練習を行った。1軍に追いつくためには、練習するしかない―。そんなメッセージにも取れる指揮官の思いに応えるべく、ヤングGがバットを振り込んだ。

 野手陣のみ、木の花ドームと旧室内練習場に分かれて約2時間。阿部2軍監督は木の花ドームで打撃投手を務めたり、ティー打撃で実演したり、動きっぱなしで熱血指導し「良い時間になったね」と充実の表情を見せた。

 ファーム首脳陣イチ押しの逸材で、キャンプ1軍メンバーに抜てきされたが、第3クールからファーム組に移った育成・黒田は、13日の紅白戦に「6番・三塁」で出場予定。「結果を出せるように頑張るだけです」と危機感をにじませた。

 夜間練習は、阿部2軍監督が昨秋から温めてきた「練習の効率化」の一環でもある。4年ぶりに1軍から3軍まで全選手が宮崎でキャンプイン。「大所帯になるから、2軍と3軍は横一線でスタートする。新しいキャンプの形も発案しないといけない」と構想を練ってきた。この日は雨天で、一定の練習スペースと練習量を確保するのに頭を悩ませるところだったが、夜間練習で量を補う形になった。

 キャンプで連日、鬼軍曹ぶりを発揮している阿部2軍監督。育成・モタや新人・山瀬ら若手が悲鳴を上げるほどのスパルタ指導で向かい合ってきた。「1軍VSファーム」のリベンジマッチが決まった時は「ファームの選手にとっても刺激になる。全力でぶつかっていきたい」と気合十分のコメント。相手の1軍には亀井や丸、岡本ら主力も待ち構えている。下克上をもう一度起こして、沖縄に“阿部チルドレン”を送り込む。(中間 卓也)