Dバックスからマリナーズに移籍した平野佳寿投手(35)が13日(日本時間14日)、米アリゾナ州ピオリアの球団施設でキャンプインした。移籍1年目の初日ながら、同僚となった菊池雄星投手(28)とともにブルペン入りして40球を披露。「初めてのブルペンで、(メジャー)3年目で1番いいんじゃないですかね。1年目はもう本当に何もわからずブルペンにそわそわして入ったし、去年よりも今年の方が、より余裕を持って、しっかり投げたいところに今日は投げられたので、いい入りじゃないかなと思います」と順調な調整ぶりをアピールした。

 Dバックスでは、全試合リリーフとして137試合に登板。2年間で4セーブのみだったが、オリックスでは11年間通算で156セーブをあげるなど抑えを務めた経験もある。守護神がいないマリナーズでは抑えの可能性もあり、投球練習を見たディポトGMは「平野のブルペンはまさにベテラン投手はこうあるべきという投球だった。頼もしい。今季が楽しみだ」と興奮気味。サービス監督も「試合によっては8回かもしれないし、9回かもしれないが、彼には試合の後半に投げてもらう」と期待した。

 会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(46)は、オリックスの“先輩”。同じユニホームを着てプレーしたことはないが、新人だった06年の宮古島キャンプで、WBC出場のため特別参加して調整に訪れていたイチロー氏と、ともに汗を流していた。紅白戦でも対戦。プロ入り後初めて対戦した打者がイチロー氏だった。直球勝負を挑み、右翼線二塁打を浴びたものの、もう1打席は二ゴロ。14年がたって改めて同じグラウンドに立ち「全然人とは違うオーラが…。何回かお話もしたこともありますし、会ったこともあるんですけど、昨日たまたまユニフォーム着られていたんで、すごいなと思いました」と恐縮しきりだった。

 イチロー氏は「平野がルーキーの時に一番最初に対戦したのが僕だったというね。宮古島で、そういう縁もあるし、オリックスだし。その程度しか…。でもクローザーのチャンスがあるしね」と期待していた。