日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が14日、全面改修された1軍キャンプ地・タピックスタジアム名護(名護市営球場)に初見参した。フリー打撃では推定135メートルの場外弾を含むサク越え5本。昨年10月に受けた右肘の関節形成術からの復活へ順調をアピール。打撃はフルメニューをこなしており、15日の紅白戦(国頭)へ向けて「準備だけは」と打撃限定実戦復帰にも備える。

 真新しいスタジアムで、清宮が気持ちよくバットを振った。栗山監督、小笠原ヘッド兼打撃コーチら1軍首脳陣が見守る中での、打撃投手相手のフリー打撃。「変に硬くなることなく、今日はのびのび出来ました」。4スイング目は右翼へ向けて高々と上がった。風にも乗って、外野スタンド約5メートルの防球ネットを越える場外弾。推定135メートルの特大アーチで、名護のファンをどよめかせた。

 初見参の新球場にスイッチが入った。「めちゃくちゃやる気が湧く」。右肘のリハビリのため3年目にして初の2軍スタート。1軍帯同した1、2年目は米アリゾナ州・スコッツデールでキャンプイン。帰国後も同球場は改修中で使用できなかっただけに「僕、(改修)前の球場を知らないんですけど、いろんな球場でやってきた中でもすごくきれい。キャンプを張らせてもらう身としてはありがたい限り」と張り切った。

 「新しい球場で1軍の首脳陣の方々も見ている前での練習で、いろんな意味ですごく楽しめました」。対打撃投手26スイングで場外を含む4本のサク越え。右投手の変化球を想定したマシン打撃でも22スイング中1本をスタンドにたたき込んだ。右肘の不安を打撃面では一切感じさせない復調ぶり。栗山監督も「体の状態は良さそうだね」と目を細めた。

 スローイングはこの日も25メートル程度の距離。投打での完全復活はまだ先だが、15日の紅白戦では打撃限定実戦復帰の可能性もある。練習後には報道陣からバレンタインチョコを贈られてにこり。「けがしないように、無理しないように、調子に乗らないように。しっかりこのキャンプとオープン戦を乗り切りたい」。球春到来へ、背番号21は確かな足取りで歩を進める。(秦 雄太郎)