東京五輪の聖火が、宮城に到着した。20日、東松島市の航空自衛隊松島基地で聖火到着式が行われた。その後、石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園で記念式典が行われ、聖火が「復興の火」として屋外に展示された。強風の中、聖火皿に火を移す作業が難航するハプニングもあったが、仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおと富澤たけし(ともに45)がトークやコントで場を和ませた。聖火は今後、岩手、福島で展示され、26日の福島・Jヴィレッジから聖火リレーがスタートする。

 嵐のような強風のなか、聖火が宮城の地に降りたった。聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」でギリシャから運ばれ、柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さん(45)とレスリング女子55キロ級で五輪3連覇の吉田沙保里さん(37)の2人に手渡された聖火は、聖火皿で力強く燃えさかった。

 「ギリシャから無事、日本に到着したと思うと本当にうれしく思います」と吉田さん。野村さんは「(19日の聖火引き継ぎ式に)行けなくて残念な気持ちは正直あるが、こうやって無事に受け取れてうれしく思うし、誇りに思う」と話した。この日届いた聖火は「復興の火」として巡回展示され、きょう21日には仙台駅東口でも一般展示される。東北を出発地とした聖火が五輪開幕の7月24日まで、多くの人々の目に触れながら日本全国を進んでいく。