◆練習試合 西武5―2日本ハム(20日・メットライフ)

 西武・森友哉捕手(24)が、日本ハム戦(メットライフ)で3安打を放ち、まだ見ぬ開幕に向けて、好調をアピールした。

 3回先頭、森が打席に入ると、三塁手・ビヤヌエバが遊撃に、遊撃手の石井が二塁に移動する「森シフト」が敷かれた。グラウンドを見渡して打席に入った森は、カウント2―2から、有原の内角スライダーを腕をたたんでバットを出し、無人の三塁方向へ運んだ。「追い込まれたので、どこのコースに来てもあっち(三塁線)に打とうと狙った。去年も(同様のシフトを敷かれた際に)狙ってやってみようと思ったりしたけれど、初めてハマった」と、技ありの一打に一塁上でニヤリ。ネクストバッターサークルにいた山川も「見事だな、と。笑っちゃいました」と称賛した。

 さすがは昨季のMVPだ。オープン戦は3試合で打率1割のスロースタートだったが、終わってみれば3割2分1厘。目標とする2年連続の首位打者へ、開幕予定だった3月20日を見据え、調子を上げてきた。「いつ開幕してもいい状態。きょう、開幕でよかったんじゃないですか」と、ちゃめっ気たっぷりに笑った。

 「ファンに囲まれて試合をしたい」と開幕を心待ちにしている。森の登場曲に合わせて踊る「シャークダンス」は昨年、ファンに浸透したが、14日のヤクルト戦から登場曲を変更。SNSでもファンの注目を集めている。「(登場曲は)まだ分からない。でも一体感がある曲はいいし、機会があれば使おうかな」。ファンが囲む打席で最高の一打を届けるためにバットを振り続ける。(森下 知玲)