J2ツエーゲン金沢の柳下正明監督(60)が、異例づくしのシーズンでも自らの流儀を貫く。

 Jリーグは19日に行った臨時実行委員会で、新型コロナウイルス感染拡大を受け今季のJ1、J2で「昇格あり、降格なし」とすることを決めた。降格がなくなったことで戦術変更なども考えられるが、このほど取材に応じた柳下監督は「それぞれ考え方はあるだろうが、特別変わらない」と断言。「『攻撃的になるのでは』とも言われるだろうが、では来年はどうするのか。先のことを考えている」と持論を述べた。今季は特例と捉え、取り組んできたことをぶつけていく。

 さらに「ひとつのプレーが勝敗を左右したり、降格が決まる。その重圧の中でいいプレーができるかというのも大事」と続けた。降格の恐れが消えても常に危機感を持つ重要性を説く。金沢は若い選手も多いだけに「思い切ったプレーが出てくるのかな、とは思う」とメリットも口にした。

 主将のDF広井友信(35)は「やってみないとわからない」と話す一方で「僕らは小さなクラブ。成長しなくてはいけないところがたくさんあるので、そういうところに例年よりは目を向けられるのかな」と話した。まずはリーグ再開に向け万全の準備を整える。