ボートの東京五輪日本代表候補につながる選考レース最終日が22日、桜が開花した埼玉・戸田公園の戸田ボートコースで開催された。16年リオ五輪女子軽量級ダブルスカル代表の冨田千愛(ちあき、福井県スポーツ協会)が軽量級シングルスカル決勝に出場し、7分49秒68で1位になった。男子トップは7分7秒90の武田匡弘(関西電力)。シングルスカル決勝では女子は米川志保(トヨタ自動車)が7分48秒10、男子は荒川龍太(NTT東日本)が7分1秒48で1位になった。

 五輪出場枠は昨年8月の世界選手権、今年4月のアジア予選、5月の世界最終予選で決まる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で両予選が中止となった。IOCと国際連盟は代替レースを設けず、4月上旬に各国の枠を発表するとした。日本は昨年の世界選手権で枠を獲得できなかったが、1つも枠を獲得できなかった場合に与えられる開催国枠(シングルスカルで男女1枠ずつずつ)は最低でも獲得できる。シングルスカルの代表は、今大会のシングルスカルと軽量級シングルスカルの優勝者のどちらかとなっている。日本協会は「今後、直接対決のタイムトライアルを設ける」としている。

 新型コロナウイルス感染拡大する中、会場では入場規制ができず、日本協会では事前にHP上などで応援自粛を記載していたが、近隣の戸田公園の桜の開花も重なり、コース周辺は多くの観客でにぎわった。