◆K−1 WORLD GP 2020 JAPAN 〜K’FESTA.3〜 ▽第19試合 K−1 WORLD GP&ISKAダブルタイトルマッチ ○武尊(2回49秒 KO)ペッダム・ペットギャットペット●(22日、さいたまスーパーアリーナ)

 K−1のエースでスーパー・フェザー級王者の武尊(28)=K−1 GYM SAGAMI−ONO KREST=が、ペッダム・ペットギャットペット(24)=タイ=に2回KO勝利で圧倒した。

 1回終了間際にダウンを奪った武尊。2回、ワンツーでぐらつかせると、左右の強打を数十発。対戦相手が崩れ落ちた。

 リング上で「ダブルタイトルマッチなくなって、スーパーファイトになっちゃったんですけれど、僕は試合内容で見ている人たちとか、応援してくれている人たちにパワー与えられたらいいなと思って試合しているので、タイトルマッチなくなって悔しかったんですけれど、応援してくれた皆様のおかげで今回勝つことができたと思います」とコメント。「こんな状態でいろんなこと言われますけど、やっぱり格闘技ってすごいスポーツだと思っている。格闘技でもっとたくさんの人にパワーを与えていきたいです」と涙を流しながら語った。

 さらに「やっぱり、今こそこういう時だからこそ、格闘技がみんなにパワー与えていけると思うので、団体とか関係なく、日本中世界中をもっと元気にしていきたい。たくさんのことがあってこそだと思うので、格闘技界全体を応援してもらって必ずでかい大会やりますので、そのときはみんなで白熱して、パワーもらって帰ってください。それに向けてがんばります。格闘技最高」と会場を沸かせた。

 バックステージでの武尊コメント「(相手が変わった)試合の情報をもらったのは数日前だったので、周りが情報入れないようにしていて、直前に聞いた。悔しい気持ちがありましたね。反発心はなかったですけど、K−1背負ってる立場としては、もっと日本だけじゃなく、世界を見て、でかくしていきたいし、もっと格闘技をみんなに届くスポーツにしたいんで。もっともっと多くの人に見てもらって、どこまでいけるのかという迷いや葛藤があったので、いろんな気持ちがありました。試合前からいろんなことが重なって、自分でもよくわからなくて、今の日本だったり、世界の現状だったり、この大会を開催することも、全てをプラスにするつもりだったんですけど、いろんな意見もあるし。いろんな思いが、試合前から、いっぱいいっぱいになってましたね」

 ◆武尊(たける) 1991年7月29日、鳥取県米子市出身。 2011年9月にKrushでプロデビュー。15年に初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制すると、16年には初代フェザー級王座決定トーナメントでも優勝。18年3月の「K’FESTA.1」では階級を上げスーパー・フェザー級王座決定トーナメントでK―1史上初の三階級制覇を成し遂げた。