新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる東京五輪の開催延期が決定的となった。五輪組織委員会の森喜朗会長(82)が23日、都内で会見し、7月24日開幕の通常開催について「そういうことで歩んで参りましたが、今日の国際情勢も変化している。(コロナ禍で)欧州や米国は異様な事態になっている。いろいろな所からいろいろな声がある中で、そのままやるというほど愚かではない」と、事実上、延期の方向性を認めた。

 国際オリンピック委員会(IOC)が22日の緊急理事会で延期の本格検討に入り、安倍晋三首相がこの日に延期を容認する考えを明らかにした。森会長は22日、IOCバッハ会長とも電話会談を行ったという。延期を要望する圧力が世界中で強まる中で、着々と準備を進めてきた組織委も、方針を転換せざるを得なかった。