スポーツ報知評論家の掛布雅之氏が23日、練習試合休止期間から「4・24」を目標とする開幕戦に向けた調整法などを語った。

 前例のない事態で心配なのは選手たちの精神面のスタミナだ。開幕に関していえば、体は一度仕上げているので、いざ始まれば気持ちのスイッチが自然と入るので心配ない。直前の練習試合も先発ローテが一周する6試合もあれば問題ない。だが、143試合の長丁場を考えると、秋口にはとてつもなく長いシーズンに感じてくるはずだ。

 経験のあるレギュラークラスの選手は自主トレから始まる1年の過ごし方が、体に染みついている。特に今年の場合は例年より早い3月20日の開幕に心身の照準を合わせてきた。シーズン終盤には、延期された1か月分を含めて160試合以上戦ってきた感覚になるだろう。控え組は、キャンプ、オープン戦とトップギアでアピールを続けてきた。サバイバルレースの延長は、スタミナ切れにつながる可能性がある。

 各チームは今後の過ごし方が大事だ。1軍の練習試合が休止の間も、投手の調整登板、野手の目慣らしは必要。2軍の練習試合を活用しながら、実戦形式の練習を増やすことになるだろう。ただ、こうなった以上、気持ちを完全にリセットした方が、仕切り直しやすい。2、3日の連休を設けるのも手だ。

(阪神レジェンドテラー、スポーツ報知評論家)