26日に福島県で始まる東京五輪の聖火リレーについて、大会組織委員会は24日夜に都内で会見し、中止になったと発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面はトーチを持ったランナーの走行を取りやめ、代わりに聖火をランタンに入れて車で運び、祝賀イベントの会場を回る「聖火ビジット」という形式に変更する予定だった。

 聖火リレーは当初、3月26日から7月24日まで総勢約1万人のランナーが121日間をかけて、全国859区市町村をまわり全国98%の人口カバー率(電車、車で1時間以内にリレーのルートにアクセス可能)でまわる予定だった。観覧者の殺到による感染拡大の不安が強くなり大幅な見直しを検討していたが、五輪の延期を受けて、五輪前最大の炎のイベントは凍結された。

 12日にギリシャで採火された東京五輪の聖火は、20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着。同日の宮城県から「復興の火」としての展示が始まったが、21日に展示された仙台駅東口では5万人を超える観覧希望者が殺到し、立ち止まっての観覧を打ち切っていた。