ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が4月9日の2軍練習試合・日本ハム戦(ロッテ浦和)で実戦デビューする方針であることが24日、分かった。

 この日、ZOZOマリンでの練習で打撃投手を務め、プロで初めて打者を相手に直球を25球投げた。球場表示で最速157キロ、直前の投球練習では158キロをたたき出した。

 このまま順調に調整を続ければ、1軍の開幕ローテに入る可能性もゼロではない。

 風速10メートル。マリン特有の海風がスタジアムに吹き込み、背番号「17」のユニホームを揺らした。“令和の怪物”がついに本拠地のマウンドへ上がった。

 打者2人に対し5分間、直球のみを25球。157キロを3度マークし、13球が150キロ超だった。

 「ボールが多かったけどストライクも投げられたし、風とか、ここの球場の特徴を感じながら投げられました」

 この日対戦した打者は、法大出身のドラフト5位内野手で左打ちの福田光と、5年目内野手で右打ちの茶谷。安打性は福田光が5本、茶谷はなかった。

 「目立っていい球はなかった。(でも)とても楽しかったし、これからもっと実戦的になってくると思うので状態を上げていきたい」

 福田光への12球目を左翼席へと運ばれ「良い気持ちではなかった」と苦笑い。

 育成ドラフト2位で女房役の植田は「福田に打たれて悔しかったのか、(サイン出す前に)朗希からインコースで、と言われました」。負けず嫌いな一面ものぞかせた。

 福田光は新人とはいえ、オープン戦でスタメン出場するなどここまで多くのプロの投手と対戦している。「158キロ見て怖いなと思った。左手で押し込まないと、前へ飛ばない。高めは今まで見たことないくらい速い。(速すぎて)ボールが小さく見えました」と驚いていた。

 27日には再び打撃投手を務める。変化球も投げ、時間も8分間に増やす予定だ。

 関係者によると、その後は4月3日にシート打撃を行い、同9日のロッテ浦和での2軍・日本ハム戦で実戦初登板する青写真が描かれている。

 もし、ここでも一定の成果を挙げれば―。4月24日の開幕を目指している1軍公式戦での開幕ローテ入りさえ、夢ではなくなってくる。(小田原 実穂)

 ◆佐々木朗希に聞く 

 ―どういうテーマ、意識を持って投げた?

 「特に細かいテーマを持たずに。バッターに投げること自体が良い練習だと思うので」

 ―球速はどう感じてる?

 「球速にバラつきがあったのでそこを修正して安定して良い球投げられるようにしたい」

 ―本拠地のマウンドの感覚は?

 「最初にしてはしっかり投げられた。日によって風とかも違うと思うので、そういう特徴をつかみながら有効的に使っていきたい」

 ―ここまで順調に来ている。

 「僕だけでは本当にここまで来ることができなかったと思う」

 ―本塁打を打たれた。

 「バッティングピッチャーだったので。変化球とか配球とか。これから速い真っすぐだけじゃ打たれてしまうのでそういった工夫をしていきたい」

 ―押し込めた感覚はあった?

 「はい。前に飛ばされたりしているのでコントロールとか修正していきたい」

 ―プロのバッターはどう?

 「体も大きいし、しっかり当ててくるので配球とかもしっかりやっていきたい」

 ―次のステップで意識することは?

 「より安定してストライクが取れたり、球速も安定して出せるように」