ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手(18)が24日、2軍本拠地の戸田球場で5日ぶりにブルペン入り。昨年末以来となる変化球を解禁し、予定を大幅に上回るプロ最多の63球を投げ込んだ。

 金の卵の投球練習に残留調整していた石川、小川らが熱視線。本人は不満の残る内容だったにもかかわらず、左右の大黒柱から絶賛の声が上がった。

 奥川がバックスクリーン後方のブルペンでマウンドに立った直後のことだった。「緊張しますね。力が入ります…」。気づかないはずがない。石川、小川らがわざわざ足を運び、興味津々で捕手の後方に立っていた。

 10球目でカーブを投げると、スライダー、フォークも披露。久々の感覚にコントロールしきれない場面もあったが、順調にステップアップを遂げた。

 19年目の石川は「スピンの利いたいいボールを投げている」と語れば、小川は「僕ならのけぞるようなスライダー」と仰天した。 次回は28日。順調なら4月中旬に打者相手の投球を行う。

 「納得いかないです。見せられる球じゃなかった。100点には持っていけないですけど、自分の合格点に持っていく調整法を覚えていきたいです」

 着実に前へ進み、エース道を継承していく。(田島 正登)