元ヤクルト外野手の飯田哲也氏(51)が、春夏通算9度の甲子園出場歴を持つ母校・拓大紅陵(千葉)のコーチに就任することが24日、分かった。飯田氏は昨季限りで3軍外野守備走塁コーチを務めていたソフトバンクを退団。元ロッテ投手の和田孝志監督(49)が高校時代の2年後輩という縁もあり、04年センバツを最後に甲子園出場から遠ざかる母校に力を貸すことになった。

 名門復活を目指す拓大紅陵に、レジェンドOBが帰ってくる。飯田氏は高校時代、強肩捕手として鳴らし、3年生だった86年に春夏連続で甲子園に出場。ヤクルトに入団して4年目の90年には、就任直後の野村克也監督(故人)に球界屈指の強肩と俊足を買われ、外野手に転向。同年は二塁を守ったが、翌91年から中堅のレギュラーに定着し、同年から7年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得するなど、ヤクルトの黄金時代に大活躍を見せた。

 指導者としてもヤクルトとソフトバンクで長年、守備走塁コーチなどを務めたスペシャリストだ。プロ退団後は母校の指導に意欲を示しており、今年2月には学生野球資格を回復済み。25日付で正式に就任し、指導を開始する予定。非常勤コーチとして週に2回程度、守備、走塁、打撃、さらには捕手経験も生かし、バッテリーも含めた野手全般を指導していく。

 ◆飯田 哲也(いいだ・てつや)1968年5月18日、東京・調布市出身。51歳。拓大紅陵高から86年ドラフト4位でヤクルトに入団。92年に盗塁王とベストナインを獲得。05年に楽天に移籍し、06年限りで現役引退。07年から13年までヤクルト、15年から昨年までソフトバンクで1、2軍外野守備走塁コーチなどを歴任。通算1505試合に出場、打率2割7分3厘、48本塁打、363打点、234盗塁。右投右打。