◆練習試合 中日1―5巨人(24日・ナゴヤドーム)

 巨人は24日、新型コロナウイルスの影響で開幕が最短で4月24日に再延期となったことを受け、チームの一時“解散”を決めた。

 25日の中日との練習試合(ナゴヤD)を最後にベテラン主力選手は約10日間、個人で練習を行う期間とする。

 若手は2軍戦で実戦経験を積む。原監督は「(4月)24日にピークが来る形で」とメリハリをつける意向。

 この日の中日戦は若い力の躍動で5―1と快勝し、練習試合3連勝とした。

 新たなターゲットが決まり、原監督はプラスに受け止めた。最短開幕が、当初の4月10日から4月24日に再延期となることが23日の代表者会議で決定。

 一夜明け「一応、設定の日にちが出たということは我々にとって、これから時間を費やす上で目標ができた」とした。その上で、万全の準備を整えるため、1軍の一時解散という異例の決断を下した。

 練習試合は25日の中日戦(ナゴヤD)を最後に当面なし。

 26日から1軍は全体練習を行わず菅野、坂本、丸らベテラン主力は個人で練習する期間になる。4月上旬までの約10日間とみられる。

 「少し体的にも精神的にもゆったりさせて。ユニホームからトレーニングウェアの中で自分を作り直す、維持することが大事なのかなと」

 練習の強度や体調管理を各自に託す。

 今年は東京五輪のため例年より早い3月20日に開幕予定だった。新型コロナウイルスの影響で今月12日に「4月10日以降に開幕延期」と決定。23日に「最短で4月24日開幕」と状況が変わった。

 「締めてきて締めてきて。規律正しくずっとこの期間、(キャンプインから)80日以上になるわけでね」と原監督。難しい調整となる選手を団体行動から解放し充電期間とする。

 一方でベテラン主力以外の1軍若手はファームに合流する見込み。「そういう人たちは幸い2軍3軍という形でチームがある」と2軍の練習試合でレベルアップを図る。

 開幕1軍争いが激化すれば、さらなるチーム力アップとなる。

 この日の中日戦には坂本、亀井、丸が帯同せずG球場に残留。

 原監督は試合前練習で湯浅、山本のノックで一塁手を務めた。「さあ来い!」と大声で送球を呼び、若手と一緒に明るい雰囲気をつくった。

 チャンスをもらった松原、吉川大、重信、石川らが躍動して5―1で快勝。投手も鍬原、高田、沼田、古川が無失点でアピールした。

 前例のない長期間の開幕延期で団結する。

 「(4月)24日にピークを持っていく。ファンの皆さんと共に開幕できる喜びを持ちながら我々の仕事場であるプロ野球開幕に向け、1日1日できることをしっかりやって24日に開幕したい」

 一時的に解散しても心は一つ。「4・24」へ全員でベストを尽くしていく。(片岡 優帆)