日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は25日、都内で取材に応じ、東京五輪の延期が正式決定したことについて「アスリートの安全を第一に考えての、苦渋の決断であった。是非理解をして頂きたい。これが最後と思っている選手達はなかなか気持ちを切り替えるのは難しいと思うが、方向性は定まった。先が見えないのではなくて決まったので、前向きに、ポジティブにとらえて気持ちをリセットして欲しい。2021年に向け、さらにしっかりした準備をしていってもらえればと思う」と呼びかけた。

 最大1年間の延期期間については「一番妥当なところなのかなと思う。2年だとより多くのアスリートにとって、負担が大きくなる。全てがリセットされるような話になる。諸々の状況を考えても一番いいところに落ち着いたのではないかと思う」。今後は選考面など課題は山積している。「(予選は)IOC(国際オリンピック委員会)とIF(国際競技統括団体)で定まっていくと思うが、積極的に情報を流したい。JOCも合わせて、IFに問い合わせるという形で、NF(国内競技統括団体)の不安を解消し、寄り添える組織でありたい」と述べた。