日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は25日、都内で取材に応じ、東京五輪の延期決定について思いを語った。

 競技によっては既に代表内定を得ている選手もいるが、最大1年の延期となったことで、競技特性によっては内定を白紙に戻すケースも考えられる。選考を勝ち抜いての内定に重きを置くか、来季最も強い選手を選ぶことを重視するか。「各競技団体はかなり悩むと思う。競技団体によって状況は異なるから対応も異なる。今回の選考を白紙に戻すNF(国内競技連盟)が出てきたら、幻で終わる可能性がないわけではない。これからどうしていくか、代表が決まっていないところも多いが、内定をどうするかは早急に詰めていくところだろうと思う。決定、決断は当然尊重する」と述べた。

 山下会長自身も、80年モスクワ五輪のボイコットに伴い、“幻の五輪代表”となった過去がある。「公正な選考が行われるように、ちゃんと選考基準を明確にし、発表する。それにのっとって選考するようにして欲しい」と求めていた。