今年の箱根駅伝(1月2、3日)で2位だった東海大の4年生が25日、卒業した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で例年のような式典は行われず、各学部別に学位記が授与された。今季の東海大4年生は高校3年時の全国高校駅伝「花の1区」(10キロ)で上位6人中5人が集結し「黄金世代」と呼ばれた。在学した4年間で17年出雲、19年(18年度)箱根、19年全日本と学生3大駅伝で各1勝を挙げた。特に19年の箱根駅伝ではコース地元の東海大にとって悲願の初優勝となった。

 「年度は異なるが、箱根、全日本、出雲と3大駅伝を勝つことができた。日本選手権でも館沢亨次(17、18年1500メートル)と阪口竜平(19年3000メートル障害)で優勝してくれた。うれしいことも、それ以上に悔しいこともあったが、みんな、頑張ってくれました。競技を続ける者も、競技を辞める者も、この4年間を次につなげてほしい」と両角速監督(53)は静かに話した。

 感染症対策として、大学側から「マスクの着用の徹底、記念撮影などの交流の際には過度な接触がないようご留意ください」などのアナウンスがあったため、卒業生は神奈川・平塚市のキャンパス内陸上競技場に短時間だけ集まり、Tポーズで記念撮影。4年間の思い出が詰まった競技場を笑顔で後にして、それぞれの新天地に向かった。「コロナウイルス関連で暗い気持ちで過ごしていたが、きょうは久々に晴れやかな気持ちになりました」と両角監督は感慨深く話し、卒業生を見送った。