◆高松宮記念追い切り(25日・栗東トレセン)

 第50回高松宮記念・G1(29日、中京)の追い切りが25日、東西トレセンで行われた。川田の継続騎乗が発表されたダノンスマッシュは栗東・CWコースで万全の状態をアピールした。

 昨年の雪辱に燃える。G1初制覇を目指すダノンスマッシュは栗東・CWコースを馬なりで4ハロン54秒6―11秒9と余裕たっぷりに駆け抜けた。快勝したオーシャンSから中2週での参戦。安田隆調教師は「中2週で坂路でやると走りすぎるので。先週もCWで、今日もCWの半マイルだけにして、気持ちを抑える意味で調教しました」と、万全の状態に仕上がった。

 昨年の高松宮記念は4着、スプリンターズSは3着で、ともに1番人気に応えられなかった。香港スプリントは出遅れて8着と悔しさの残る1年になった。JRAのスプリントG1・5勝を誇るトレーナーは「中間はゲート練習をして、いい子にしている。今のところはいい形で出走できると思う」と巻き返しに自信を見せた。

動き父似てきた 国内外G1・6勝の父ロードカナロアは4歳秋から5歳にかけて一気に才能が開花。本馬は5歳となって馬体も力強く成長した。安田隆師は「最近の動きはお父さんに似通ったところを感じるようになりました。状態も過程もいいし、チャンピオンになってほしい」と充実期を迎えたことを実感した。

 川田は28日のドバイ・ワールドCで騎乗予定だったが、22日に開催中止が決定。この日、前走に引き続いて手綱を執ることが発表された川田は「(当初騎乗予定だった)三浦君には直前(1週前追い切り)に乗ってもらっていたのに申し訳ないです。安田厩舎やオーナーのために結果を残したい気持ちが強いです」ときっぱり。決意を新たにした鞍上とともに、短距離界の新王者になってみせる。(牟禮 聡志)

〈同じロードカナロア産駒・ダイアトニックも順調〉 安田隆厩舎のもう一頭のロードカナロア産駒も調整は順調だ。先週に引き続き、北村友の騎乗で坂路を単走。しまい重点とはいえ、シャープに伸びた。「イメージ通りですね。先週に強い負荷はかけてますから。(初の6ハロンは)未知の面が多いですが、期待しています」と北村友。2頭出しでの上位独占へ大駆けムードが漂っている。(栗東)