令和初の新大関・朝乃山(26)=高砂=が誕生した。日本相撲協会は25日、大阪市内で夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、満場一致で昇進を承認。続けて、朝乃山は37年前の師匠・高砂親方(元大関・朝潮)と同じ大阪・久成寺で昇進伝達式に臨み、口上には母校・富山商高の教育目標である「愛と正義」、そして中学時代から自らを奮い立たせてきた「一生懸命」を込めた。新大関は昨年春場所後の貴景勝(千賀ノ浦)以来。

 師匠・高砂親方は、朝乃山のしこ名について、改めて言及。第5代朝潮襲名の可能性について「その名前(朝乃山)で大関に上がったわけだから、この名前を大事にした方がいい」。新大関となった弟子は、17年春場所以降は本名から「朝乃山英樹」と改名。故郷の富山や、高校時代の恩師・浦山英樹監督にちなんでおり、師匠は「大相撲は地域密着型のプロスポーツだから」とした。

 ◆富山商の誇り

 〇…富山商高相撲部の後輩たちは、富山市内での稽古中に吉報を聞いた。急逝した恩師・浦山英樹監督の長男で、同高相撲部2年で主将の秀誠さんは「富山の誇りです」と喜んだ。口上には高校の教育目標の「愛」と「正義」が入った。秀誠さんは「母校愛を感じました」とうれしそう。「大関という地位は大変でしょうが、今まで通り自分らしい相撲を貫いてほしいです」とエールを送った。