◆練習試合 DeNA0―0阪神(25日・横浜)

 無情にもバットは空を切った。先頭の2回、ボーアは2ボール2ストライクから京山のチェンジアップに手を出し、空振り三振に倒れた。4回無死でもカットボールに詰まり、平凡な遊飛。三塁ベンチから見守っていた矢野監督も「(打球が)上がらんなあ。いつ上がんねん。逆に時間あるから良かったけどさ」と苦笑いを浮かべながらも、本音を明かした。

 シーズン開幕が遅れているとはいえ、深刻な状態だ。これでオープン戦、練習試合の実戦15試合で39打席長打なし。打率1割8分9厘、3打点と結果を出せず、練習試合はいったん打ち切りとなった。「しばらく試合が行われないが、体の状態を維持しながら練習したい」と本人は淡々と振り返ったが、メジャー通算92発の片りんすら見せていない。

 チームは27日から甲子園で全体練習を再開。今後は2軍戦に加え、4月上旬にオリックスとの練習試合を行うなど、あらゆる手を尽くしてスランプ脱出を促す。指揮官は「今日はそろそろ、そろそろと思いながら続いている。でも本人も悔しさは持っている選手だし、練習もやることをやるからもうちょっと見ていこう」と不動の4番としての覚せいを願った。(表 洋介)