新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、ワールドアスレチックス(世界陸連)の選手委員会が日本を含めた各国選手を対象に、東京五輪の延期を含めた開催可否などで意見を求める異例のアンケートを実施していることが26日、取材で分かった。トレーニング施設の閉鎖などでトップ選手が練習環境を確保できない状況が各国に広がる中、国際競技連盟(IF)の新たな動きとして注目される。

 設問は12項目で構成され、東京五輪の延期が決まる前から可能な限り多くの声を集める方針で呼び掛けられている。選手の練習環境や健康状態、東京五輪に向けた準備の影響、希望する開催時期、五輪が延期された場合に今季残りの競技会に出場する意思があるかも確認する内容だ。アンケートでは東京五輪を予定通り開催すべきか、延期すべきか、中止すべきか意見を求める設問もあり、選手の一人は「スポーツ界の危機感の表れだろう」と述べた。