緊急事態宣言が解除され、今月8日からチーム練習が約2か月ぶりに再開しました。移動時はマスクを着けたり、感染対策は続けています。先日、投手に投げてもらった打撃練習を行いました。競技を始めてから、2か月間も打たないことはなかった。「打撃が崩れてるかもな…」と少し不安もあったけど、実際に打ってみて、思っていたより打てたのでホッとしました。体も軽くて、状態はいい感じです。

 自粛期間はチーム練習がなかったため、家で一人で過ごす時間が増えて、自分と向き合ういい機会になりました。自分の打撃についてよく考えていました。「正しい打ち方じゃなくても、形が崩れても、ヒットを打てるんじゃないかな…」。狙い球を決めることなど自分のスタイルを曲げるつもりはないけど、今後、打ち方に関しては多少、挑戦してみようと思います。

 家では毎日、トレーニングにも取り組んでいました。ダンベルやバランスボールを使ったものや、自重トレーニングも。トレーニング中は(4人組バンドの)「Official髭男dism」の「ビンテージ」をよく聴いていました。自粛期間にNetflixで見た(恋愛バラエティー番組)「あいのり」の主題歌なので、ハマってました。“髭男”、いいですね。

 来夏には東京五輪が控えていますが、まずは9月の日本リーグ後半節に向けて調整していきます。チーム練習が再開して、久々にグラウンドに出てみると、練習ができることってすごく幸せなことだと実感しました。日常に戻ったとしても、この気持ちは忘れてはいけない。大切にしてやっていきたいです。

 ◆山田 恵里(やまだ・えり)1984年3月8日、神奈川県生まれ。36歳。小、中学校では野球をしていた。強豪の神奈川・厚木商でソフトボールを始め2、3年時に高校総体連覇。卒業後の2002年に日立入り。リーグ1年目から本塁打王、打点王などタイトルを総なめ。18年に前人未到の通算400安打。04年アテネ五輪銅、08年北京五輪金メダル。165センチ。外野手で左投左打。