運動会などでもおなじみの綱引きも、かつては五輪種目の一つだった。

 日本では古代から五穀豊穣(ほうじょう)を願う神事などで行われてきたが、欧州でも起源は紀元前2500年の昔に遡るほど古い。近代五輪では1900年パリから20年アントワープまでの5大会で行われ、陸上競技の種目として実施。6人制、5人制を経て、08年ロンドン大会からは8人制で、12年ストックホルム大会のスウェーデン―英国戦では長時間決着がつかず、英国チームの選手が倒れたため、スウェーデンが優勝した。

 五輪の肥大化を防ぐため、24年パリ大会から採用されなくなったが、60年に国際連盟が設立。81年からは五輪競技を除く国際競技大会「ワールドゲームズ」でも競技に採用されている。2002年に国際オリンピック委員会に加盟しており、将来の五輪復活の可能性もある。