◆パ・リ−グ 楽天7―1日本ハム(26日・楽天生命パーク)

 楽天の茂木栄五郎内野手(26)が26日の日本ハム戦に「1番・遊撃」で先発出場した。4打数3安打2打点と、2試合連続で猛打賞をマークした。日本ハムの先発は有原。早大の1年先輩でもある右腕に対し、昨季の対戦時は18打数8安打で打率4割4分4厘と打ちまくっていた。相性のいい先輩から3安打を放つ見事な活躍で、チームの勝利に貢献した。

 茂木は体勢を崩されながら、しぶとく食らいついた。初回先頭、カウント2―2から2球粘った後の7球目だ。外角低めのスライダーを拾うと、打球は左中間で弾んだ。二塁打を放ってチャンスを作ると、敵失で先制のホームを踏んだ。「今日は有原さん。いい投手なので、チャンスメイクをすることだけ考えていました」と充実感をにじませた。

 3回先頭でも左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、1点リードで迎えた4回2死満塁の場面では当たりはボテボテながら、自慢の快足を飛ばし二塁適時内野安打。25日の日本ハム戦では第4、第5打席でヒットを放っており、これで前日から5打席連続安打だ。全力疾走で追加点をもたらした切り込み隊長は「追い込まれていたので、バットに当てれば何か起こると思った。一塁まで必死に走りました」とうなずいた。

 有原は早大の1年先輩。「本当に良い投手です」と尊敬する投手の1人だが、昨季の対戦では打率4割4分4厘と打ちまくっていた。ただ本人は相性の良さは感じていないという。「いい投手なので、どこか割り切って打席に入らないといい結果が出ない。自分で腹をくくって、コースを絞ったり、球種を絞ったことがいい結果につながった」と淡々と語った。

 開幕から5試合を終えた時点では21打数3安打。梅雨空のように、バットも湿りがちだった。だがこの2試合連続で猛打賞。茂木が明らかに調子を上げてきた。「運も味方してくれて3安打になっているんですけど、ヒットが出ない試合よりは自分のタイミング、間合いで振れてきている。少しずつ打撃の調子は良くなってきている」。頼もしいリードオフマンが、好調なチームを引っ張っていく。(高橋 宏磁)