◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第2日(26日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)

 ツアー初優勝を狙う田中瑞希(21)=フリー=が9アンダーで首位に立った。黄金世代の“ダークホース”が主役に名乗りを上げた。風の弱い午前組の田中はショットがさえて67。ツアーで初の首位に躍り出た。「アイアンショットがすごく安定していて、チャンスにつくことが多い。思った通りにこの2日間はプレーできている」。初めて訪れたリモート会見場でも明るい笑顔を振りまいた。

 新型コロナ渦で、約7か月となった長いオフの練習の成果が出た。「(去年は)パー5でバーディーが少なくてもったいなくて」と反省。自宅のある熊本で「100ヤード以内の練習を集中的にやっていた」。1番は残り120ヤードからピッチングウェッジで、8番も残り77ヤードから58度ウェッジでともに2・5メートルへつけて伸ばした。14番は残り55ヤードから58度で1メートル。18番も残り103ヤードから48度で2メートルにつけてのバーディー。この日4つのパー5全てでスコアを伸ばした。初日も含め、パー5で計7バーディーを奪うなど成長著しい。

 身長151センチながら、昨季の平均飛距離は242・99ヤードでツアー24位と“小さな飛ばし屋”だ。今大会は20人が出場した渋野や畑岡、勝らと同じ黄金世代。昨年、3度目の受験でプロテストに合格した。最終予選会17位で今季前半戦の出場権を獲得。華やかな同学年選手に追いつくべく「今年1勝、優勝したいなと思います」と言い切った。「あと2日、フェアウェーに第1打を置いていけるように」。04年の宮里藍、12年の斉藤愛璃以来となる新人開幕戦Vの“シンデレラストーリー”を演じる。 (榎本 友一)

 ◆田中 瑞希(たなか・みずき)1998年10月24日、熊本市生まれ。21歳。父の影響で8歳からゴルフを始め、12年の九州ジュニア選手権優勝。ツアー1勝の大里桃子(21)と同じ熊本国府高で14年全国高校ゴルフ選手権団体優勝。19年は33試合に出場して賞金ランク80位。昨年の日本女子オープンの9位がツアー最高成績。得意クラブはドライバー。憧れの選手は宮里藍さん。151センチ、50キロ。血液型A。家族は両親と姉。